・冷え症とは…

常温（室温）の状態で、20～30分間安静にしていて、手先、足先が冷たいと感じる状態を言います。外気温が低いときに、外で手先、足先が冷たく感じる状態は冷え症ではありません。
また、外気温、室温が高い夏季に冷えを感じるのは、冷え症（冷房病）です。

・冷え症の原因は…
​冷え症の原因は様々です。現代の日本人は、

• 欧米式の食生活で血流が滞りやすい状態になっている
• パソコンなどのデスクワークの圧倒的な増加による運動不足
• 冷暖房の効いた温度変化の少ない環境に身を置いている
• 自律神経の乱れ
• ホルモンバランスの乱れ

など​​

様々な原因があげられます。

ほかにも冷えの原因となる病気が隠れている場合もあります。もし、冷えとともに次のようなことが気になれば、医療機関受診しましょう。

・全身がむくむ
・原因が特定できず極端に冷える
・冷えがひどく、全身のだるさが回復しない
・氷など冷たい物に触れた後、冷えが治らず、血の気がなくなったとき

冷え症に対して有効なのは適度な運動です。20分程度のウォーキングやストレッチ、エアロビクス、ホットヨガなどは、冷え対策だけでなく健康増進に役立ちます。また、腹式呼吸や質の高い睡眠も冷え対策に効果的です。

食事では冷たいもの避けて、体温以上のものを摂るのがベストです。よく噛んで食べることも重要です。
＜体を温める食品の例＞
　野菜類――ニンジン、カボチャ、玉ネギ、山芋など

　肉・魚類――鶏肉、羊肉、鮭、鯖、タラ、ふぐなど
　調味料・香辛料――味噌、ニンニク、コショウ、シナモンなど
　豆類など――小豆、黒豆、納豆など

＜体を冷やす食品の例＞
　野菜・果実類――キュウリ、レタス、トマト、柿、梨、バナナ、メロン、スイカ、パイナップルなど
　飲料――麦茶、コーヒー、牛乳、豆乳など
　調味料など――酢、植物油など

体が冷えると血流が悪くなって血液もドロドロになり、酸素や栄養素が体の隅々まで運ばれなくなってしまいます。また、老廃物も排出されず、体内に蓄積されてしまいます。
冷えによって免疫力も低下してしまいます。免疫力を決定するのは腸です。
体温が1度下がると、
免疫力が30％以上低下
基礎代謝が約12～15％低下する

ともいわれています

冷え症を我慢したり、放っておくのではなく適切な対策をして改善しましょう！

当院では身体の深部から温熱を加えるラジオ波やストレッチを行い、深部温度の改善、血流の促進を図ります。

冷え症は適切な施術対処法で改善していきましょう。